みらいの森のみなさんと一緒に、森と踊るのフィールドである高尾の森の未来への一歩を育みました!

「みらいの森」は、「児童養護施設で暮らす子どもたちのために、アウトドアプログラムを通じて生涯の糧となる体験を創り出し、幸せで実りある成長をサポートする」ことをミッションとしているNPO法人です。
2017年からコラボレーションが始まり、半年に一度、森と踊るのフィールドで一緒にプログラムを開催しています。
毎回、子供たちと、施設の職員さんと、みらいの森を支援している企業のボランティアのみなさんでワイワイと森にやってきます。
今回のプログラムは、森の土作り=道作り&伐木体験。
当日の様子はみらいの森さんのブログに紹介されていますのでぜひぜひ読んでみてくださいね!
2月自然・つながりプログラム:きこり体験レポート@みらいの森ブログ
https://mirai-no-mori.jp/ja/february-back-to-nature-fun-in-the-woods-report/
土作り・伐木以外にも、子供たちの好奇心は様々。
焚火に興味を持った小学生の男の子は、「湿った木の皮は燃やそうとしても燃えないんだよ」と教えたら一生懸命乾いた枝を探してきて、燠になりかけた火に息を吹きかけ、自力で復活させました。
実はここはイチゴ畑なんだよ、という一言に目を輝かせたのは中学生の女の子たち。
伐木そっちのけで(笑)野イチゴ狩りに夢中。
きっかけは何でもいいから、みんなの中で「森」がもっと身近な、自分の場所として残っていくといいな、と感じました。
そして。
子供のようにワクワクしていた人がスタッフにも一人。
先日の高田さんからの学びを実践したくてしたくてしかたがなかったかずをちゃんが、今回もやってきました。
その夢中ぶりが伝わるレポートをぜひ!

こんにちは。森と踊るのかずをです。
今日は森と踊るが子供たちと森作業をするので、僕もスタッフとして行ってきました。
先週の高田さんの講義が冷め上がらぬまま実践の機会となり、再び熱が上がります。
その湧き上がる気持ちのまま、道作りレポートをお送りします!
傾斜のある場所の土を見ると、地中に水が浸透しているかどうか観えてくる。
乾いている場所は表面で雨水などが流れるだけで、落ち葉などの恵みも流れてしまうし、人が踏み入れてもなかなか歩きにくいし作業もままならない。獣も歩きにくいから、必要な所は足で掘る、いう風に誰から観てもあんまりメリットがなかったりする。

そんなところに人から観たファンクションとして段を作っていくわけだけど、高田さんのもはや欲張りとも言える観察を通した造作を今回は復習がてらやってみた。
スコップで垂直に段差を作るように掘る
段の垂直下を滝壺みたいに深めに掘る
そこに炭を撒き、落ち葉などを重ねて詰める
以上で終わり。写真くらいの範囲で10-15分くらい。
これでどうなるかというと、人としてとりあえず凄く歩きやすくなる。階段の偉大さをこのタイミングで実感する。でこれは獣からも見たら同じく、歩きやすいから活用してもらえるだろう。

大地から観ると、雨水が浸透しなかった表面の状態から、こんなに溝ができることによって、水が溜まり、そこから浸透し地中に水が行き渡る。
更に炭を撒いたことで菌床となり、落ち葉などの養分によって菌のリゾート地と化す。
その菌たちは地中で踊りまくり、沁み渡る水とともに土に空間が生まれ、微生物もぞろぞろ集まり始め、よく考えたら新しいフロアが出来たようなもんだ。試しにテクノでも流してみたいくらいだ。

そうなると、菌がネットワーキングを始めるので、木の根も浅いところに張っていたものが、テクノ好きの(勝手に決めてる)菌に反応して根を伸ばす。
深く根が張ると地盤が強まる。
そうなると更に良いフロアになり、世界中のトップDJから逆オファーが来るくらいのフッカフカの大地になっていく(はず!)。
と、そんな地中になることを妄想しながら、子供たちと作業をしてみました。
高田さんの観察による造作は、人良し、獣良し、大地良し、の三方よしに向かって見事なまでに導いていく。
しかも最低限の働きで、スザンヌ・シマードの世界に近づいていく。
こんな渋いいぶし銀な作業が、地中では次元が変わるほどのインパクトを起こす。
この三方よしの手応えをみんなにも体験して欲しいから、ぜひ森へ!
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